ぷろみん

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英語の専門用語

概要

いざ学問としての英語を勉強しようとしても、日本語だと受験勉強や資格、PV目当てのブログみたいなのばかり出てきて効率が悪いです。
そこで、学問としての英語で使われている専門用語が出発地点とならないかなと列挙してみました。

Mood

日本語では法と訳されています。文法を学んでいる時に~法とか言われても法則にしか見えないので、ややこしい訳語を当ててしまったものですね。
仮定法(Subjunctive mode)や法助動詞(Modal auxiliary)等の日本語が割り当てられています。

Grammatical mood - Wikipedia

直接法(Realis mood)非直接法(Irrealis mood)が対比されています。
非直説法は対訳が見つからなかったので私が暫定的に付けたものです。
直説法が事実だと表明する際に使うのに対して非直説法は実現していない事柄を表明します。
学びたてでまだまだ確かなことは言えませんが、英語には実現した事柄と実現していない事柄を明白に分ける表現が重視されているように感じます。

このMoodが文章の発話者、記述者の気持ちを表現するものということを知ると同じ対訳が与えられている英語表現にも違いが見えてきます。
法助動詞(may, shall, must, will)はwikipediaを読む限りでは複合動詞として機能しているようなので動詞に主観を導入していると考えられます。
実際、関さん関連の書籍でもmustを客観的状況で使う場合はhave toを、willを客観的状況で使う場合はbe going toを、wouldを客観的状況で使う場合はused toを使うと書かれています。

上記概念が面白いのは文章に全く関係ない第三者がひっそりと登場していることです。
例えばHe must work.という文章は彼が働くべきだと考えている人によって表現されたものであり、根拠がなくても使うことができます。 一方、He has to work.とした場合には暗黙的にしろ明示的にしろ客観的な根拠を元に働くべきだと表明していることになります。これは文章の表現者は彼が働かなくても良いと思っているが気持ちを隠して表現した場合等にも該当します。
日本語だと「~すべき」という表現だけでは主観なのか客観なのか分からないので不思議な感じです。 例えば「彼と同じ境遇でも働いている人がいるので、彼も働くべきだ。」という日本語は根拠も付いているので客観的なように見えて実は感情的で主観的な文章です。 日本語でhave toを表現するには「彼と同じ境遇でも働いている人はいるので、彼も働くべきだという意見も出ている。」となるでしょうか。 反対に主観だと明示する場合には「彼も働くべきだと私は考えている。」とかですかね。 こうして考えると日本語は基本は主観で表現されているのかもしれません。そうだとすると、wikipediaや本での参考文献への参照が英語のものと比べると遥かに少ないことにも納得できます。 主観の場合根拠の提示義務がないですから。

end-focus

新情報、旧情報、そしてend-focusです。 英語では新しい情報、強調したい情報を最後にもってくることで特定の文脈を強調するようです。
文章の先頭に新情報を持ってくることを嫌うので仮主語としてThere等を用いることがあります。
また、受け身も目的語が旧情報の場合それを主語とすることで新情報を後ろに持ってくることを目的として作られる場合もあるようです。
同じ意味の文章が多数ある場合が多いですが、それぞれ強調する場所が異なってくると考えれば良さそうです。

Strong form / Weak form

英語の発音には強形 (Strong form)と弱形 (Weak form)という2種類の発音があるようです。
通常の会話では弱形が使われるので省略した感じの発音に聞こえるようです。

有声化

母音に挟まれた[t]は有声化して[d]と発音するという現象らしいのですが、簡単に調べただけでは有力な情報を得られませんでした。

変種

variety(変種)は文法規則の亜種を指します。例えば3単現に -s を付けない規則等が変種としてありました。

語彙拡散

語彙拡散(lexical diffusion)Wikipedia にもあるように、ある語彙の発音が他の語彙に伝搬していくという現象。最終的に全ての同型の語彙に伝搬するという説と、全部には伝搬しないという説があるらしいです。

該当する専門用語が見つからなかったもの

英語ではまだ起きていないことには原形を使うという考えがあると関さん関連書籍に書いてあったのですが、該当する概念の専門用語は見つけられませんでした。

to不定詞は未来志向で、動名詞は反復のイメージという記述は散見されるが該当する専門用語は見つけられませんでした。
未来志向ということはまだ実現していない、そういうイメージが持てると面白いですね。

その他面白そうな読み物

上記の単語を調べている内に出会った良さそうな情報源。

英語音韻論
英語の発音に関する情報が良くまとまっています。かなり専門的で難しく感じます。

hellog〜英語史ブログ
英語の歴史が書かれています。

英語研究教室 | 美誠社(英語教育図書出版)
英語の文法に合致しているかを学問的に検証するということを行っていて面白いです。